イルカはいるか?in クラチェ

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コンポンチャム州立病院

コンポンチャム州立病院の視察。


病床数260床のコンポンチャム州中心部にある州立病院。
ここには、検査技師のNさんと放射線技師Mさんが派遣されている。


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職員数200人以上、ER、外科、消化器科、整形外科、産科、小児科、HIV病棟などがある。
日本の無償資金協力で建てたかなり立派な棟があった。
ここには、ER、外科、消化器、整形外科、産科、放射線科が入っている。


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まずは、放射線科から見学。

使用している機械は、島津の機械。


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患者数は1日30人程度で、午前中は結核患者が主で、ERは随時受けている。
午後は、色んな疾患の患者様が来るようだ。

検査に使用するフィルムは5種類あって、1ヶ月に1度フィルムが届くようになっている。
在庫がなくなったら、プノンペンに誰かが買いに行くことになっているのだが、
もしフィルムがなくなったら、大きなフィルムを切って使用することもあるらしい
(ちなみに、日本ではそんなことは有り得ないとのこと)。

放射線技師のMさんは、患者様が途切れた時間を使用して、ローリングプレーなどをし、
技術移転をしているそうだ。


続いて、検査室。

スタッフ数12人。午前中は全員出勤で、午後は2名体制。夜勤は1名体制になる。
検査内容は、検査室(生化、血算、尿、血型、PT、APTT、CD4、感染症、マラリア)で、
他に細菌検査室、結核室、輸血室がある。


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クラチェ州立病院と比べると、機器、試薬が充実している印象を受けた。
出来る検査項目も異なった。

しかし、問題は、やはりあるようで・・・

ERの検査結果なのに前日の検査結果が置きっぱなしであったり、
コントロールが入らないと標準液の値をスタッフが勝手に変更して、
コントロールが入るようにしてしまうらしい。

クラチェ州は、コントロール自体測定していないので問題外なのだが、
測定したらしたで、コンポンチャムが抱える問題も出てくるのだなぁと思った。

良い点も見られた。基準値を外れたデータは赤ペンで記載していたり、
ゴミ箱が針用、血液用、一般用に分かれていたりした。

検査技師のNさんは、日本で生化学検査を担当していたので、
こちらでも生化学検査の精度管理に力を入れ活動している。

「検査データを出す」

検査データを出すには、機器の精度管理がとても重要だ。
検査技師でかつ生化学検査を担当した人なら、それを痛いほどわかっている。
だから私以上に精度管理について伝えたいと思う気持ちは強いと思う。

でもカンボジアの人にわかってもらうには・・・相当の根気が必要だ。



輸血室も覗いてみた。

検体が来なかったため、実際に見たい旨を伝え、やってもらうことにした。

とりあえず、血液型のガラス板法の検査をしてもらった。

・・・試薬の滴下量も違うし、血球浮遊液を作らずに検査していた。

そして、Nさんとデモをしようという話になり、ある検体をNさんに作ってもらい、
その検体を用いて、血液型の検査をしてもらった。
ある検体とは、B型の血液にO型の血液を混ぜたものである。

上記(Mixed field)の状態というのは、亜型、キメラ、モザイク、異型輸血、移植、
新生児、疾患による抗原減弱などでみられる。

たぶん、カンボジアにはそこまでの知識がないと思いつつも、重要なことなので試しにやってもらった。



・・・やはり、B型と言い切ってしまった。。



そこで「なぜ背景が違うのか?」という質問を投げかけると、彼らは、原因を考え始めた。


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そして、血球洗浄をし始め、もう一度やり直しをしていた。


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クラチェ州とのレベルの差をかなり感じた。
クラチェ州にはないスタッフの検査に対する姿勢・・
考え、相談し、結果を出そうとするその姿を見て、とても嬉しく思った。
専門性を持って仕事をしているとこうなるのかもしれない。

そして、勝手に・・「ここであれば、技術移転が出来るかもしれない」そう思った。





コンポンチャム州は、食堂はないものの入院患者に食事が出る。
毎日2回で、10時30と16時である。BTCというところが援助をしているようだ。


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とても有意義な1泊2日であった。
むしろ時間が足りなかったくらいだ。


コンポンチャムの隊員もみんないい人たちで、とても楽しい時間が過ごせた。
コンポンチャムの全隊員に感謝したい。


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