イルカはいるか?in クラチェ

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国立小児病院

カンボジアには、現在医療隊員が3名います。
臨床検査技師が私を含め2名、放射線技師が1名です。
先日、3人で話し合いを行いました。

『これからどうする?』

『そもそもこの国の医療システムがわからないよね』

『とりあえず、現状を知ることから始めてみない?』

『最近、知識が落ちたよね・・』

『どんどん忘れていく・・』

とまぁ、色々話し合いました。

そんな話から・・・

『これから色んな病院を回って、情報を集めよう!』

ということと、

『月に1回(出来るだけ)、3人でそれぞれの得意分野の勉強会を開こう』

ということになりました。


その第1弾です!!

プノンペンにある国立小児病院の見学。

そこは、シニアボランティアのS隊員が入っています。
S隊員の案内で見せて頂くことになりました。

敷地は広く、建物もとても綺麗な印象

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中に入ると・・タイムカード発見!!!

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朝はこのタイムカードのおかげで出勤するようになったとか。
でも押した後の行動は、不明とのこと。。帰る人もいるのかもしれない。

病棟は、栄養不良病棟、HIV病棟、感染症病棟などがあるらしい。
ICU、救急は、韓国による支援で建てられ、ここには、韓国からのボランティアも入っている。

そして、なんと病院食がある!!!
日本では、当たり前にある病院食。
クラチェにはというか、たぶん殆どの州立病院はないのではないかと思われる。
国立ともなると病院食があるようだ。
ちなみにクラチェは、ちょっとした屋台みたいなところで、ご飯や魚、肉が売られている。
あとは、家族が作って持ってくる。それが通常だ。
病院、医師、看護師が見るのではなく、患者の家族が見る。そんな印象を受ける。


検査科もとても立派なものだった。

スタッフ数24人(午前12人+2人(オーストラリア人)、午後12人)
検体数は、1日120~130人

試薬は、保健省からの配布と病院で購入し、機械は保健省とNGOからの寄付で成り立っている。
QCは1日1回測っているものの、機械はお昼に落とすらしい。
午後再度測ることはないようで、QCの意味を理解しているのかは、不明。

機械の数は検体数に比べ多く、充実している。
血算の機械だけで3台あった。
生化の自動分析機もあるし、蒸留水を作る機械も設置されている
(カンボジアに来て、初めて見ることが出来た)

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そして最も驚いたことは、検査結果がオンラインで飛ぶようになっていること。
WHOがパソコンなどを購入し、ボランティアで入っているオーストラリア人が
システムを入れて使い方を教えたそうだ。
クラチェでは、もちろんそんなシステムは入っていないため、結果は全て手書き。

細菌検査室も充実。培地は、WHO ・KOICA・保健省からもらっているようだ。
そして薬剤感受性試験までやっていた。

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クロスマッチは、Blood Bankで行っている。一切この病院では、行っていないとのこと。
保健省からのお達しらしい。
患者が来たら採血をBlood Bankに送り、適合製剤が届くシステムになっているとか。
緊急時はどうするのか聞くと、通常の流れを早くするだけだということだった。
最短で何分で準備できるのか確認はしなかったが、どこまで早くなるのか疑問。
それとも早くする必要がないものばかりなのか・・
小児病院だからそこまで輸血を必要とする患者に出くわさないのか・・
血液が間に合わなくて、患者が死亡する。
そんな状況にならないことを祈るばかりである。


州立病院そして国立病院・・

こんなにも国、NGOからの支援に違いがあることを知った。

私達がいる州立病院・・

国はある程度のランク付けをしているものの、どこまでを求めているのだろうか?

試薬がなくて測れない。

なのに保健省からは、余計な試薬が届く。

機械が壊れても直せない。

水は、時々出なくなる。

給料が低くて、スタッフのやる気はない。


もう少し州立病院にも手を伸ばしてくれてもいいような気がする。

クラチェにも患者はいますよ!!!!!

しかもお金のない貧しい患者が。


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この記事のコメント

「クラチェにも患者はいますよ!!!!!」って言葉にぐっときた。そうなんだよね~。
患者も、学生も、地方(僻地)にもいるんだってこと、もうちょっと上層部にわかってほしい。都市部と同じ治療や教育を受ける権利は地方の人も同じだもんね。現状の差がありすぎる…。
2011-12-12 Mon 21:57 | URL | キョウ #- [内容変更]
キョウちゃん
そうなんだよ。そうなんだよね。。
とりあえず、現状把握出来て良かったよ。
今度また保健省を訪れたいと思ってるから、言えそうだったら言ってみるね。
2011-12-13 Tue 21:45 | URL | mizu #- [内容変更]
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